漢方今日は「漢方」という選択肢を皆さんにも知ってほしいと思いご紹介します。

今朝のNHKのあさイチという番組で医師の渡邉賀子先生がご出演されていました。先生はご自身がニキビ治療に漢方を取り入れたことがきっかけで、ご自身も漢方を専門にするようになったようです。

番組内ではニキビ治療に漢方をすすめておられましたが、このことからもニキビや皮膚に関わる悩みは漢方でも解決できるのです。
番組内では漢方には以下のような特徴があると扱われていました。

漢方の長所

・漢方は体質改善からアプローチし治療することができる 
・化学薬品とは異なり漢方には副作用の心配が少ない 
・漢方で精神病も改善 できる
・漢方には飲み過ぎの危険や、漢方同士の組み合わせが不可能であることなどが少ないから安心できる 
・漢方でも保険適用できる

漢方の短所

・漢方による治療は完治までに時間が必要になる

男子アナの場合は恵比寿の皮膚科に通って漢方を処方してもらっていました。昔から漢方やハーブなど化学薬品ではなく、自然に近い治療方法を好んで選択します。

今回驚いたことは私が普段、山菜としてよく食べている甘草(かんぞう)が漢方の7割で利用されている事でした。この甘草は取材先の道の駅などでよく売られていて、何となく体に良いんだろうと食べていたんです。この男子アナの美肌男教室でも「ドクダミ」や「ウコン」など自然な食品から健康的な肌になる方法を積極的に紹介しています。

今回は良い機会ですので、漢方について基本的な知識を取り入れてみましょう。

漢方ってなに?

漢方とは、もともと中国(漢)で発達し、日本に渡って独自の発展をしてきた伝統医学です。病気を身体全体の不調和ととらえ、正しくととのえるのが目的。人が本来持っている病気と闘い、治す力(自然治癒力)を高めることに重点をおいています。 治療に使われる漢方薬は、草根木皮を中心に動物由来のもの、鉱物などの天然物(生薬)を組み合わせて作られています。現在では、多くの医師が日常診療に漢方治療を取り入れています。西洋医学的な診断に加え、漢方独自の診断によって、患者さん個々に合った漢方薬が処方されます。 また現代医療に欠かせない治療法となっています。http://www.tsumura.co.jp/kampo/museum/

きっと病院で漢方を処方されるとなると「漢方のツムラ」を処方されるでしょうから漢方のツムラさんから漢方の定義を引用してみました。

もともとは漢方は中国から来ている薬ですが、それに日本の独自の医学的研究が加味され人間の身体に効果のある漢方となっています。あくまでも私の推測ですが、中国の薬がそのまま取り入れられない理由は、一部の中国由来の漢方に迷信などに基づいた薬があるからではないかと思います。

たとえば中国の伝統的な漢方薬の一つにサイの角があります。万病に効くと言われ中国の漢方では重宝されていたようですが、その科学的な根拠はないとヨーロッパの専門家による指摘があるのです。ヨーロッパの専門家の言っていることもまた全てが正解だとは男子アナは思いません。というのも、サイの角を密猟するのを防ぐための虚言である場合もあるからです。

しかしこういった迷信や根拠のない一部の中国の漢方薬を排除し、日本の独自の医学研究を加味したものが日本の漢方ではないかと思うのです。漢方にはこういった背景がある上に、その効果が効き始めるのには時間がかかってしまいます。そのせいで一部の人からは「漢方は効かない」という意見が出てしまうのではないのかと思っています。

漢方は効かないのか?

漢方で体質改善杉田玄白いいえ。ちゃんと効きます。

効果が表れるまで時間がかかること、また自分に合った漢方薬の組合せに巡り合うまでに時間がかかるのです。これまで医学の国際的な学会では漢方薬は医療としては認められていませんでした。それもそのはずで、もともと世界で一般的に認められている医学とは西洋医学がベースとなっています。日本も杉田玄白の時代に解体新書などから西洋の医学が浸透し、これまでの何でだか分らない漢方や巷の自然治療法は明治の時代には医学として廃止さえしたのです。

しかし漢方薬は効くのです。それは私たちの生活からも証明できています。風邪を引いたら葛根湯を飲みませんか?あれもまた漢方薬の一部です。男子アナ自信もまたニキビの際に処方された漢方薬からその効果を実感しています。また最近では漢方の効果を世界的な医学学会でも認めざるを得なくなっているようです。そのため漢方薬による研究テーマが医学学会で発表され始めているようです。

確実な効果ゆえに、漢方薬は世界的にも認められ始めているのです。

西洋医学も東洋医学も同時に取り入れよう!

漢方薬の躍進の一方で、漢方薬や東洋医学の進歩を思わしくないグループがあります。それが化学医薬品を提供する製薬会社やそれに準じた世界中の医師たちです。これまで西洋医学による治療、つまり手術によって悪いものだけを切り取ったり、注射したりして治療してきた方法が覆されるわけですから巨万の富を得てきた彼らには、東洋医学は邪魔な存在になるのです。

もちろん西洋医学も効果がしっかりと認められています。悪いものが見つかればすぐに手術によりすぐに取り除き、最近では日常生活へすぐに戻ることさえできます。このことから、私たちの治療には東洋医学、西洋医学の2つの分野を同時に取り入れてほしいのです。

人間は効果の表れにくいものには、懐疑的に陥りやすいでしょう。化粧品だって効果が表れないとすぐに諦めて他の商品が気になりませんか?私たちは目に見える効果が、時間をかけずにすぐに欲しいのです。漢方で美肌や健康的な身体を手に入れるには時間が必要になるのです。しかし一度漢方が効き始めれば効果は素晴らしく、化学薬品では実現できない身体の根幹から回復することができ、結果次の病を引き起こさない身体になるんです。

特にニキビなど美肌を求める際には身体の根幹から治療する必要があります。一個のニキビを化学薬品で治したところで、明日には新しいニキビが生まれるだけです。身体の中からキレイにして次のニキビを作らないためには漢方によるサポートも必要になる理由がお分かりいただけたでしょうか?

この男子アナの美肌男教室でも、身体の芯から美肌になるような漢方薬やハーブを紹介する一方で、外部からのいわば化学薬品的な化粧品によるアプローチでも美肌になれるように情報発信していこうと思います。

上記で説明した通り、日本の漢方は中国の漢方薬に日本独自の発展をしたことから漢方の英語表記をChinese medicineではなく「Kampo」と表記します。

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美肌男教室運営チーム運営メンバー
男の美容に関わる情報をいちはやく取り入れ適切なケア方法や、ケアアイテムを選定しています。2017年度より業務拡大し男女共用アイテムの取扱いも開始し、専門家や研究チームによる検証実験を実行しています。