万能成分と言われるのがビタミンCです。健康を維持するも、美肌になるにも、男女が共に必ず必要な成分です。しかしビタミンCは肌に直接塗っても浸透しません。浸透させるにはビタミンC誘導体を塗らないといけないんです。さらにはこのビタミンC誘導体にも種類があるんです。最新の研究でどのビタミンC誘導体が効果的なのか、専門家が選ぶ効果の高いビタミンC誘導体化粧水も紹介します。
※このページは常に最新の情報に更新されています。そのため最新のビタミンC誘導体である「ハイブリッドビタミンC」も取り扱っています。
ビタミンC誘導体とは?
ビタミンCの作用は多岐にわたります。そのため美肌になるには欠かせない絶対的な成分です。ビタミンCと聞いて思い浮かべるのがレモンですが、絞ったレモンを肌に直接塗ったところで、ビタミンCは肌には浸透しません。それはビタミンCが非常にもろく壊れやすく不安定な性質のため、肌に直接塗っても浸透しないのです。さらには化粧品にビタミンCを配合しても効果はほとんどないのです。
この不安定なビタミンCを科学的に改良し、安定化させた成分が「ビタミンC誘導体」です。ビタミンC誘導体は浸透力が高まったほか、肌の中に浸透してからビタミンCに変化する性質があるため、空気中でせっかくのビタミンCが酸化してしまうというリスクも避けられるようになりました。
ビタミンC誘導体の効果
ではビタミンC誘導体にはどんな効果があるのか、整理してみましょう。
ビタミンC誘導体の作用 | 肌への効果 | |
---|---|---|
① | 真皮でコラーゲンの生成を促す作用 | シワ・たるみの改善と予防 |
② | 今あるメラニンを還元して色素沈着を防ぐ作用 | シミ・くすみの改善と予防 |
③ | 抗酸化作用 | アンチエイジング効果 |
④ | 新陳代謝の促進 | 肌のターンオーバー/大人ニキビの予防/凹凸ニキビの改善/毛穴の改善 |
⑤ | 皮脂分泌のコントロール作用 | 思春期ニキビの予防/毛穴の改善と防止 |
⑥ | 消炎作用 | ニキビの改善 |
ビタミンC誘導体には上記の表で示したような、さまざまな作用があり肌への効果が認められています。見て分かるように、肌のトラブルのほぼすべてをカバーしていることが改めて分かるのではないでしょうか?ビタミンCが万能成分と言われる所以でしょう。
しかし留意しておかなければいけない点は、表の①「真皮でコラーゲンの生成を促す作用」と②「今あるメラニンを還元して色素沈着を防ぐ作用」です。これら①②の作用は肌の「真皮」という層にビタミンC誘導体が浸透してから作用します。以下の肌の断面図を見てください。
肌は大きく分けて、「表皮」と「真皮」と呼ばれる層に分かれています。コラーゲンは真皮に存在します。またメラニンを作り出すめらメラノサイトも真皮に近い層に存在します。そのため①②の目的でビタミンC誘導体を購入するときは、「真皮」に届くビタミンC誘導体の“種類”を選ばなければいけません。
またニキビの改善目的である⑥「消炎作用」を期待するには、浸透力よりも高濃度のビタミンC誘導体が必要になります。ニキビは浅い部分の「表皮」で炎症するからです。高濃度のビタミンC誘導体であれば8割程度が改善することがデータとしてあります。
ビタミンC誘導体の種類
ビタミンC誘導体には浸透率や特徴の違いから「水溶性ビタミンC誘導体」「脂溶性ビタミンC誘導体」「新型ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)」「ハイブリッドビタミンC」の4種類があります。
ビタミンC誘導体の種類
水溶性ビタミンC誘導体
皮ふへの浸透がほとんどなかったビタミンCに、他の成分を結合させて吸収されやすいように設計されたのが水溶性ビタミンC誘導体です。しかしビタミンC誘導体の中で比べれば、肌への浸透率は低いです。さらに肌の表皮までしか浸透せず、表皮でしか効果を発揮できません。しかしイオン導入(微弱電流を流す方法)で水溶性ビタミンC誘導体の浸透率を高めることはできます。水溶性なことから油分を含むクリームやジェルなどには配合できないため、化粧水に配合されていることが多いでしょう。
水溶性ビタミンC誘導体
メリットとデメリット
メリット ・通常のビタミンCの6~8倍の効果 ・表皮への即効性が高い ・サプリメントよりも肌への効果が高い |
水溶性ビタミンC誘導体は肌に塗った直後から、肌の表皮に吸収され即効性に優れています。サプリメントや食品でビタミンCを摂取するよりも、水溶性ビタミンC誘導体の方が、肌には直ぐに効いてくれます。
デメリット ・肌の奥(真皮)まで浸透しない ・持続性がない ・紫外線に弱い ・刺激や赤みを感じることがある ・乾燥しやすい |
繰り返しになりますが、水溶性ビタミンC誘導体は肌の表皮までしか浸透しません。さらに水溶性ビタミンC誘導体だけではビタミンCの効果を十部に肌に発揮できません。下の肌の表皮の構成図を確認してください。
肌の表皮では「ラメラ構造」という水分(親水基)と油分(親油基)がミルフィーユのような網の目になっています。このために肌全体にビタミンCの効果を届けるには油に溶けやすい脂溶性ビタミンC誘導体と、水に溶けやすい水溶性ビタミンC誘導体が必要になります。水溶性ビタミンC誘導体だけでは油分に跳ね返され、十分にビタミンCの恩恵を受けられないのです。また必要以上に塗布すると肌が乾燥してしまうという弱点もあります。
ビタミンC誘導体の種類
脂溶性ビタミンC誘導体
肌の皮脂や、細胞間脂質となじむように設計されたのが脂溶性ビタミンC誘導体です。持続力があり、浸透力が高いのが特徴です。しかし肌の表皮ではビタミンCの効果をあまり発揮できていないという欠点があります。
脂溶性ビタミンC誘導体
メリットとデメリット
メリット ・肌の奥(真皮)まで浸透する ・吸収力が高く皮脂腺からも吸収が可能 ※水溶性ビタミンC誘導体と比較して4倍の吸収力 ・持続性がある ・乾燥しない ・低刺激 |
肌からほとんど吸収されない通常のビタミンCを、肌に吸収されやすくしたものが水溶性のビタミンCでした。その弱点を補うために親油性を加えたのが脂溶性ビタミンC誘導体です。親油性があることでクリームやジェルのような油分のある化粧品にも配合することができ、乾燥しにくいことから大人ニキビ化粧品にも配合されるようになっています。低刺激なので敏感肌でも使用できます。
さらに脂溶性ビタミンC誘導体は真皮へ浸透することができるので、真皮細胞の線維芽細胞を活性化することが可能になります(上記の肌断面図参照)。線維芽細胞が活性化されることで、新しいコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が生成され、これらが減少して生じるシワ・たるみ・たるみ毛穴などの改善が期待できます。
デメリット ・水溶性ビタミンC誘導体と比較して、即効性がない ・表皮での効果がいまいちよくない ・吸収に時間がかかる ・ラメラ構造により、十分に肌へビタミンCの効果が発揮されない |
脂溶性ビタミンC誘導体は、水溶性ビタミンC誘導体と反対で、親水性に劣ります。ラメラ構造を持つ肌では、脂溶性ビタミンC誘導体でも十分に肌へビタミンCの効果を行き渡らせることができません。さらに真皮での効果は高くても、表皮での効果があまりよくないという弱点を持っています。
ビタミンC誘導体の種類
新型ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)
水溶性ビタミンC誘導体に、パルミチン酸を付加したビタミンC誘導体です。比較的最近の研究成果で誕生したため、“新型”と言われています。水溶性と脂溶性の両方の特徴を持ったものが新型ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)です。これまでの水溶性ビタミンC誘導体と脂溶性ビタミンC誘導体の弱点部分を補い合った新型です。
新型ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)
メリットとデメリット
メリット ・浸透力が高い ※水溶性ビタミンC誘導体の数倍、通常のビタミンCの100倍 ・表皮と真皮で効果を発揮する ・即効性と持続性がある ・かなり低刺激 |
水溶性と脂溶性の両方の良い所をもった新型ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)は、どんな化粧品にも配合が可能になりました。そのため化粧水、美容液、日焼け止めのほか、洗顔料にも配合が可能です。さらにラメラ構造を通過することができることから、表皮・真皮への効果があり抗酸化作用に優れアンチエイジング効果が高いのも特徴です。かなり低刺激なことから、思春期ニキビ、大人ニキビ、さらにはアトピー肌にも使用がすることができます。
デメリット ・保存が面倒である ・酸化しやすいので使用期限が短い |
通常は粉末状のAPPSを購入するのが理想です。しかし粉末のAPPSであっても、高温多湿に弱く、保存する際には密閉と冷蔵が必要になります。また溶液になっていたり、粉末を溶かして使用する場合は、24時間以内の使用期限になります。短時間で使用する必要があることが新型ビタミンC誘導体APPSのデメリットと言えるでしょう。
ビタミンC誘導体の種類
ハイブリッドビタミンC
ビタミンCに無機二重層水酸化物(LDH)を加えたビタミンC誘導体です。これまでのビタミンC誘導体と異なり、肌に浸透してから12時間をかけてLDHの層からビタミンCが“徐々に”そして“継続的に”放出されます。そのため酸化に弱いピュアなビタミンCの効果を長時間受けることが可能です。
LDHを使ったハイブリッドビタミンC技術は各国で特許を取得しており、美容大国である韓国で開発されました。学術雑誌「nature」でも記載された科学的根拠のあるビタミンC誘導体です。上図でも示されているLDHは「亜鉛」で作られた層状物質で、伸縮機能があります。この伸縮機能があることで挟まれたビタミンCが安定的に肌へ供給することを可能にしています。
通常のビタミンCはさまざまな美肌への効能があるにもかかわらず、空気に触れるとすぐに酸化しますが、それを解決したのがこれまでのビタミンC誘導体でした。しかし同時にビタミンCの濃度が薄くなるなどの弱点もありました。この最新のハイブリッドビタミンCはこれまで全ての問題を克服した第4世代のビタミンC誘導体ともいえます。
ハイブリッドビタミンC
メリットとデメリット
メリット ・安定性が高く酸化しにくい ・かなり浸透力が高い ・持続性がかなり高い ※経皮摂取の場合、12時間程ビタミンを持続的に放出 ・これまでのビタミンC誘導体に比べ、ビタミンCの濃度が薄くならない |
これまでのビタミンC誘導体は、「水溶性ビタミンC誘導体」「脂溶性ビタミンC誘導体」「新型ビタミンC誘導体APPS」と3種類ありました。それぞれに弱点があり、水溶性ビタミンC誘導体は表皮までしか浸透せず、脂溶性ビタミンC誘導体は真皮まで浸透しても即効性に欠点がありました。弱点を補って生まれたのが新型ビタミンC誘導体APPSですが、酸化しやすく不安定で管理が難しいという新しい弱点を持っていました。
一方でこれらすべての問題を解決したのが「ハイブリットビタミンC」である次世代のビタミンC誘導体です。下の表を見てください。
安定性 | 浸透力 | 持続力 | |
---|---|---|---|
水溶性 ビタミンC誘導体 | (表皮まで) | - | |
脂溶性 ビタミンC誘導体 | (即効性なし) | - | |
新型ビタミンC誘導体 APPS | - | ||
ハイブリッド ビタミンC | (イオン交換) | (イオン交換) |
表を見て分かるように、ハイブリッドビタミンCは全ての課題をクリアーしていることが分かるでしょう。ハイブリッドビタミンCのLDHは人間が普段の生活で行われる皮膚呼吸の際に生じる不要物の汗(NaCl)などの老廃物と結合しようとします。その結合の際に、LDH内のビタミンCと交換することで、肌にビタミンCを放出するというイオン交換方式を利用しています。この仕組みによりビタミンCが肌の奥へ、長時間浸透することが可能になっています。
デメリット ・臨床データが少ない |
このハイブリッドビタミンCは特許も取得し、有名な学術誌にも紹介される科学的根拠のある最新のビタミンC誘導体ではありますが、まだまだ臨床のデータが少ないと我々はとらえています。効果が高いのは確かです。開発者の行った実験ではメラニン数値も確実に減り美白効果が特に顕著に表れているようです。
しかし一方で、ビタミンCの特徴である皮脂のコントロールが効き過ぎて乾燥肌になったという意見もあるのです。BihadaOtoko.com運営・研究チームでは共に、「新型ビタミンC誘導体APPS」をまだおすすめしています。しかし夏の皮脂の多くなる季節や、よりビタミンCの効果を享受したいと願う方にはハイブリッドビタミンCの推薦もしています。
各ビタミンC誘導体の化粧品での成分名
これまで紹介したビタミンC誘導体は化粧品では、名称が異なります。化粧品での成分名と、それがどのビタミンC誘導体を指すかは以下の表を参考にしてください。今お持ちの化粧品は「水溶性」「脂溶性」「APPS」のどれでしょうか?
ビタミンC誘導体の種類 | 成分名 |
---|---|
水溶性ビタミンC誘導体 | L-アスコルビン酸2-グルコシド |
水溶性ビタミンC誘導体 | リン酸アスコルビルMg |
水溶性ビタミンC誘導体 | アスコルビルグルコシド |
脂溶性ビタミンC誘導体 | (VC-IP)テトラ2-へキシルデカン酸アスコルビル |
脂溶性ビタミンC誘導体 | ステアリン酸アスコビル |
新型ビタミンC誘導体APPS | パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS) |
ハイブリッドビタミンC | アスコルビン酸、酸化亜鉛 |
結局どの種類のビタミンC誘導体がいいの?
断然、「新型ビタミンC誘導体APPS」と「ハイブリッドビタミンC」の2種類からビタミンC誘導体化粧品を選べば失敗は少ないでしょう。しかし既にお話ししたように、ハイブリッドビタミンCは臨床データの不足が気になります。徐々に効果の良さは証明され、新型ビタミンC誘導体APPS以上だという文献結果もあるのですが、安全性や価格帯を考慮した際には「新型ビタミンC誘導体APPS」をBihadaOtoko.comではまず推薦しています。
しかし肌への刺激に強い男性や、過剰な皮脂分泌に悩んでいる男性には「ハイブリッドビタミンC」をオススメしています。上記の「ビタミンC誘導体の効果」で扱った⑤「皮脂分泌のコントロール作用」が非常に強いためです。この皮脂のコントロールは、脂性肌の男性には非常にうれしい効果のようですが、乾燥肌や敏感肌の人には刺激に感じたりシワの原因になることもあります。
最新の研究結果をもとに専門家チームが選定
候補となるビタミンC誘導体化粧品
点数 | 商品名 | 価格 | 内容 | ビタミンC誘導体の種類 |
---|---|---|---|---|
98点 | エンリッチ ローション (サイクルプラス) | 2,800円(税抜) ※送料無料 | 本製品 ・化粧水80ml(1ヶ月分) ▼初回のみ以下の特典(7日分) ・クレンジング ・洗顔料 ・エッセンス乳液 ・クリーム ・ジェルクリーム | 新型ビタミンC誘導体APPS |
97点 | ビタブリッドCフェイス (ビタブリッドジャパ) | 定期お届けコース 初回1,200円(税抜) ※送料無料 ※1回目の購入後に2回目以降はキャンセル可能 ※2回目以降4,960円(通常より20%オフ) | 本製品 ・パウダー3g(1ヶ月分) | ハイブリッドビタミンC |
購入時には商品HPの“偽サイト”にご注意ください! 本物のサイトをそっくりに真似た偽サイトがあるようです。BihadaOtoko.comでは全ての公式サイトを調査し掲載しています。BihadaOtoko.com以外からの商品HPへのアクセスの際には十分に注意なさってください。 |
- サイクルプラス エンリッチローション
ビタミンC誘導体APPSの粉末を専用のローションで溶かして使用する化粧水です。乾燥対策としてヒアルロン酸が配合されています。保湿力がありますが男性でもベタベタするような問題はなく、使用できます。しかし過剰な脂性肌であったり、思春期ニキビの男性にはオススメしません。
特にシワ・たるみ・たるみ毛穴の改善と予防に効果が高いレチノール配合のクリームが初回限定で付属します。レチノール配合クリームは1週間分ですが、APPSと一緒に使用することで非常に高い効果があります。翌日から肌がピーンとしたと感じる人もいるためアンチエイジング効果の高い化粧品がサイクルプラスエンリッチローションです。
- ビタブリッドC フェイス
ハイブリッドCの粉末を、使用するたびに水で溶かして使用する化粧品です。手持ちの化粧水で割ることもできます。保湿成分が配合されていないため、非常に皮脂コントロース作用があり、1日中肌がベタベタすることなく使用できます。
さらにシミ・くすみへの改善と予防に効果が高いです。ダイレクトにビタミンCが肌に効くため付けた瞬間から肌が活性化されるため、キメが整っているのを実感できます。効果は高いですが、まだ臨床データが十分でないことからAPPSより次点になっています。
「サイクルプラスエンリッチローション」と「ビタブリッドC」の比較検証
繰り返しになりますが、どちらの化粧品も最新情報に基づいて専門家である我々が選定したため、甲乙つけがたい化粧品です。しかしBihadaOtoko.comでは「安全性」&「効果」を基準に臨床データ数も多い「サイクルプラスエンリッチローション」をまずは第一候補として皆さんにオススメしています。そしてそれで満足できない、もしくはAPPS以外のビタミンC誘導体化粧品を使ってみたい人には第二候補として「ビタブリッドC」を紹介しています。
一方、BihadaOtoko.com研究室では以下の2つの視点から検証実験をしてもらいました。購入の際の参考にして下さい。
※検証実験の結果が、ご自身の肌に合うか合わないかを必ずしも保証するものではありません。一方の化粧品が肌に合わなかったのであれば、もう一方の化粧品の使用をお勧めします。
「サイクルプラスエンリッチローション」と「ビタブリッドC」の比較検証
スキンケア1回分のビタミンC配合量はどちらが多いですか?
スキンケア1回分のビタミンC配合量を検証してみました。実験の手順は以下の通りです。
【実験の概要】 【用意するもの】 【1.3ml用意する意図】 【実験手順】 |
ビタブリッドCの優勢!
スキンケア1回分のビタミンC配合量の比較実験結果
1滴下した時の変化
2滴下した時の変化
1回のスキンケアあたりのビタミンCの量は断然「ビタブリッドC」の方があるようです。1滴で色がほぼ消え、2滴では完全に消えました。一方、「サイクルプラスエンリッチローション」は7滴下で色が消えました。
これらの実験から「スキンケア1回分のビタミンC量はビタブリッドCフェイスが多い」という結果になりました。
「サイクルプラスエンリッチローション」と「ビタブリッドC」の比較検証
抗酸化作用はどちらがありますか?
「抗酸化作用」とは「活性酸素を抑える作用」のことです。老化の最大の原因は「活性酸素」が関係しています。リンゴが時間とともに痛み始めて変色するのも、活性酸素が原因です。通常、リンゴの変色を防ぐために「食塩水やレモン水をかけておく」と言われていますが、これは食塩水やレモン水が活性酸素の発生を阻害する働き(抗酸化作用)があるからです。
「ビタブリッドCフェイス」「サイクルプラスエンリッチローション」は共にビタミンCを含有していることから抗酸化作用があります。ではどちらのビタミンC誘導体化粧品が抗酸化作用が強いのか、上記写真の実験手順に従って、ビタミンC誘導体化粧品と活性酸素によるりんごの変色の違いを比較してみました。結果は次の通りです。
抗酸化作用はビタブリッドCが優勢!保湿力はサイクルプラスエンリッチローションに軍配!
リンゴの変色の比較実験の結果
1時間経過した時のリンゴの変色
20時間経過した時のリンゴの変色
「ビタブリッドC」と「サイクルプラスエンリッチローション」を塗布したリンゴ共に、変色が「無処理」のものと比べ、かなり抑えられているのがわかります。「ビタブリッドC」も「サイクルプラスエンリッチローション」も共に抗酸化作用(アンチエイジング効果)があることの証拠です。
しかし「ビタブリッドC」の方がもとのリンゴの色に近いことから、より変色が抑えられているでしょう。
20時間経過すると変色は明らかに違いができてきます。やはり持続力のある「ビタブリッドC」の方が活性酸素を抑え続けられていることが分かります。
しかし注目したいのは「サイクルプラスエンリッチローション」の保湿力です。写真からは分りづらいですが、20時間経過してもしっとりと保湿力がありました。「サイクルプラスエンリッチローション」は持続力には欠けるものの活性酸素を抑え、保湿力に優れていることがわかりました。
リンゴの変色実験からわかったこと 「サイクルプラスエンリッチローション」「ビタブリッドCフェイス」共に抗酸化作用がありました。しかし「ビタブリッドCフェイス」の方がより長い間、活性酸素を抑えられています。一方「サイクルプラスエンリッチローション」は「ビタブリッドCフェイス」に比べより保湿力が優れていました。 |
「サイクルプラスエンリッチローション」と「ビタブリッドCフェイス」の比較
肌の悩み別表
サイクルプラスエンリッチローション | ビタブリッドC フェイス | |
---|---|---|
思春期ニキビ | 保湿成分が配合されているため | |
大人ニキビ | ||
ニキビ跡 | ||
抗酸化力 | ||
シワ・たるみ | レチノール配合クリームが付属するため | レチノールが配合されていないため |
シミ・くすみ | ||
乾燥肌 | 保湿成分が配合されていないため | |
テカリ抑制効果 | 保湿成分が配合されているため |
ビタミンC誘導体に関するQ&A
ビタミンC誘導体を購入する際に見られる一般的な質問を、専門家の視点から答えてもらいました。
ビタミンC誘導体化粧品への投資価値は?買った方がいいの?
はい、購入をおすすめします。
「ビタミンC」と聞けば、誰もが体に良い栄養素のひとつだと考えるでしょう。全くその通りです。もちろん肌にも絶大な美肌効果があります。上記でも既に話してきたように、ビタミンC誘導体のもたらす肌への効果はいくつもあり、肌トラブルを抱えている全ての人にオススメできる化粧品がビタミンC誘導体です。もちろんトラブルの予防も出来ます。
サプリメントや食品でビタミンCを摂取しても肌のために使われるのは1%未満と言われています。そのため、ぜひビタミンC誘導体化粧品はストックとして1つは常備しててもいい化粧品でしょう。
乾燥肌な人のビタミンC誘導体の使用方法は?
ビタミンC誘導体化粧品を使用後に、乳液などで保湿力を高めるといいでしょう。
ビタミンCの作用のひとつに「皮脂分泌のコントロール作用」があることは既に冒頭でお話ししました。「ビタミンC誘導体化粧品を使用してみたら、肌が乾燥したのでこのビタミンC誘導体化粧品は効かない!」と苦情を申し出る方がいます。しかしそれは効いている証拠なのです。特にビタミンC誘導体化粧品を塗布し過ぎてしまうと乾燥がさらに進みます。適切な量でスキンケアしましょう。
それでも乾燥する人はヒト型セラミドなどの配合された乳液やオールインワンジェルを、ビタミンC誘導体化粧品を使用した後に使用しましょう。そうすればビタミンCの効果を十分に発揮できます。さらに乾燥が気になる人は上記で紹介した「新型ビタミンC誘導体APPS」の方が、気持ちよく使用できるというお声を良く聞きます。
敏感肌やアトピー肌な人のビタミンC誘導体の使用方法は?
敏感肌なら「新型ビタミンC誘導体APPSのサイクルプラスエンリッチローション」を、アトピー肌なら「ビタブリッドC」を購入しましょう。
新型ビタミンC誘導体APPSの特徴の一つは“かなり低刺激”であると既にお話ししました。そのため“敏感肌だけどアンチエイジングや美白化粧品が使用したい”という人には、まず新型ビタミンC誘導体APPSを紹介します。そしてもしお肌が慣れてきたなら、さらに効きが強いといわれている「ハイブリッドビタミンC」をお勧めしています。
アトピー肌に関しては「ビタブリッドC」を使用した後に、保湿成分の含まれた化粧品を追加しましょう。ビタブリッドCはアトピー肌の人にも心地よく使用できたという報告をいただいています。
夏になるとベタベタ脂性肌になります。ビタミンC誘導体化粧品は効きますか?
一概には、ビタミンC誘導体化粧品が効くとは言えません。
脂性肌の原因のひとつに、肌が乾燥していることがあります。これは隠れ乾燥肌とも言われています。ベタベタな脂性肌なんだから、乾燥肌なはずがないと考える人もいるようですが、それは誤った知識です。
人間の肌は、肌の角質層内の保湿成分が減少すると、“肌が乾燥し始めた”と勘違いして、保湿成分(セラミドやアミノ酸)を流出させないように、毛穴から皮脂を出し、皮脂膜で流出を防ごうとします。それが肌の過剰なベタベタ脂性肌の原因なのです。この場合には適度に保湿成分を化粧品で補うことで改善されます。
しかし隠れ乾燥肌でない場合は、もともと皮脂腺が多いか、肌の皮脂コントロール機能が狂っている場合が考えられます。その場合にはビタミンC誘導体化粧品を使用すると効果的でしょう。私のこれまでの経験では、ベタベタ脂性肌の男性には「ハイブリッドビタミンC」の方が人気があり、効果もあるようです。夏の時期にAPPSからハイブリッドビタミンCに化粧品を変えるという上級使用者もいます。
Author Profile
- 男の美容に関わる情報をいちはやく取り入れ適切なケア方法や、ケアアイテムを選定しています。2017年度より業務拡大し男女共用アイテムの取扱いも開始し、専門家や研究チームによる検証実験を実行しています。
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