美肌になる方法は美肌の敵を知れ!プロがおすすめする攻めの化粧品美肌になるのを邪魔する要因を知っていますか?

美肌になりたいからとやみくもにアプローチしても時間とコストを無駄にかけてしまうだけです。今日は美肌を邪魔する要因を知って、それを取り除くプロがおすすめする化粧品で効率よく美肌になる方法を自分のスキンケアに取り入れましょう。

美肌を邪魔する要因は男性でも女性でも同じです。美肌になる方法を知りたいと願う男性だけでなく、女性も参考にしてください。

DOCTOR
 美肌を邪魔する要因は2つのグループに分けられます。1つは体内に発生して内側から肌にダメージを与える「インナーファクター」と、2つめは肌に外からダメージを与えてくる「アウターファクター」です。

美肌を邪魔する「インナーファクター」

美肌になる方法は抗酸化/紫外線対策/抗糖化!プロがおすすめする攻めの化粧品

TOP1危険度:★★★★★
活性酸素

体内に取り入れられた酸素は人間の生命活動に利用されますが、その消費された酸素のおよそ2%が活性酸素となります。紫外線やタバコ、ストレスをきっかけに酸素が活性酸素に変化するのです。活性酸素はもともと身体にとって必要な物質で、体内に侵入した細菌やウィルスを撃退するために放出されます。しかしその防衛力が強すぎるために、増えすぎると守るはずの細胞を傷つけてしまうこともあります。

この活性酸素は細胞を酸化しサビさせ肌に悪影響を及ぼします。コラーゲンの生成が上手く出来なくなったり、ターンオーバーの機能を狂わしたりと活性酸素のダメージにより正常な機能が鈍ったりその役目を果たせないようにするのです。そのため肌の老化がすすみシミやシワ、たるみなどが肌に現れ始めるのです。肌だけでなく癌の引き金にもなるため活性酸素から細胞を守る必要があるのです。

TOP2危険度:★★★☆☆
栄養不足

人の身体は食べるもので出来ています。食事が摂取することが基本です。ビタミンやミネラル、良質なたんぱく質などは健康で美しい肌には必要不可欠です。また老化の最大の原因でもある活性酸素と戦う抗酸化物質も食事でとることが理想なのです。偏りのないバランスの取れた食生活を心がけましょう。

TOPE3危険度:★★★☆☆
ストレス

ストレスは老化の最大の原因である活性酸素を引き起こします。そのためストレスが肌荒れの原因になるのはこのためです。またストレスは女性ホルモンに大きく影響します。そのためこれまで保ってきた肌の油分と水分バランスが崩れ、男性特有の脂性肌になったりニキビが発生したりします。女性ホルモンに影響があるため、薄毛の原因のひとつとして挙げられるのも、このためです。

TOP4危険度:★★☆☆☆
血行不足

血液を通して細胞の一つ一つに栄養を送ります。そのため血行が良好であれば細胞は活き活きと健康な肌を作ります。しかし血行不良になり血液の滞りが目立ち始めると肌がターンオーバーできず、古い角質がたまり顔がくすんだりごわついたりしてきます。またバリア機能の弱い肌になるのです。

運動不足で筋肉量が減ると血行不良になります。血液の循環は寝ている間は心臓のポンプ機能だけで循環させることが出来ますが、起き上がっている間は心臓より上半身部分は筋肉の働きもあって肌や脳に血液を送ります。適度な運動で筋肉量を守ることも美肌には大切なのです。

TOP5危険度:★★☆☆☆
糖化

糖化とは、身体の中でタンパク質と余分な糖が結びついてAGEs(終末糖化産物)という物質を生成する反応をいいます。

例えば、甘いケーキを焼くときに表面がこんがり色づきますが、これはまさに糖化の一つです。ケーキのようにタンパク質を多く含む生地に砂糖を混ぜて焼くと、褐色のこんがり色づいた焼き菓子ができます。一般的にはメイラード反応ともいわれます。

肌が糖化すると(上記の理由から肌が焦げるともいいます)、肌の弾力に重要なコラーゲン繊維が変形し、硬くなり弾力を失います。またケーキが色づいて焦げるように、糖化の際に生成されるAGEsが黄色いため、肌が黄色くくすみ始めます。

この終末糖化産物は一度出来ると分解されず体内に蓄積され続けるので予防が非常に重要になります。美肌になるための危険度の度合いは活性酸素に比べ低いですが、糖化は一度出来たら取り除けないということが大きな懸念になるためしっかり抗糖化ケアをしましょう。

美肌を邪魔する「アウターファクター」

アウターファクター

TOP1危険度:★★★★★
紫外線

最も美肌を妨げる敵は紫外線です。肌が老化する原因の8~9割は紫外線が原因であるといっても過言ではありません。紫外線は肌の細胞のDNAを破壊しますが、若いうちはそれを睡眠中に修復する能力に優れています。子供が夏休みに日に焼け黒くなったと思ったら皮がむけ、色が戻り始めるもの若いころの肌がターンオーバー機能が活発で肌を修復する機能が優れているためです。

しかし加齢によりこの修復作業が追い付かなくなると、シミに残ったりシワになったりと様々な肌トラブルを生み出します。紫外線はメラニンを生成してシミやくすみになるほか、紫外線のUV-Aは肌の深部の真皮に到達し、コラーゲンやエラスチンを崩壊します。これによって肌は弾力を失いシワやたるみを生み出すため、美肌になるための方法はこの紫外線から肌を守ることでしょう。また肌の大敵である活性酸素を発生させる最大の原因は紫外線です。

TOP2危険度:★★★★★
タバコ

タバコは大量の有害物質を含んでいるほか、インナーファクターでもお話しした「活性酸素」を大量に発生させてしまします。たばこ1本当たり100兆個の活性酸素を発生させ肌を老化させるのです。またこの発生した活性酸素に身体が危険を感じ、活性酸素を除去するためにビタミンCなどを用いて抵抗します。そのため活性酸素を除去するためにたばこ1本当たり25~100mgのビタミンCが失われるのです。

ビタミンCは肌を改善するのに必要な栄養分ですが、活性酸素の除去にビタミンCが使用されていては、健康な肌を作るための栄養が足りなくなるのです。残念なことにタバコは吸っている本人だけでなく、副流煙でもこれらと同様の現象が起きます。そのため他人が吸ったタバコの副流煙でも美肌の大敵になることを覚えておきましょう。

TOPE3危険度:★★★★☆
乾燥

本来肌は角質細胞や細胞間皮質によって水分や油分で埋め尽くし外敵の肌への侵入を阻止します。しかし乾燥がすすみ、肌の細胞間の隙間が広がるとバリア機能が低下して肌が無防備な状態になるのです。そのため肌がヒリヒリしたり、乾燥によって肌にシワがよったりして美肌になるのを邪魔します。乾燥を防ぐには細胞間皮質の50%を閉めるセラミドなどを補うスキンケアをしましょう。

TOP4危険度:★★★☆☆
睡眠不足

質の良い睡眠をとると、肌からのダメージを修復してくれます。肌の修復機能は睡眠時に働きます。そのため利用的な睡眠環境を作ることは重要なのです。睡眠時に豆電球1つでも付いているとそれが目からの刺激になり睡眠を妨げる要因になります。

また1日6~7時間の睡眠を確保することや、常に決められた時間に寝ることが理想的です。上手に自分の睡眠環境を作るようにしましょう。

TOP5危険度:★★☆☆☆
肌への摩擦

いくら高いクリームを購入しても、もったいないからと少量をごしごしとすり込んでいませんか?これでは肌に摩擦が生まれ見えない傷が肌に増え、それが色素沈着を生み、将来シミとなって出てきます。またコットンで化粧水を付けた方が、まんべんなく肌に行きわたると思い知らず知らずにゴシゴシコットンを利用していませんか?

このように肌に生み出す摩擦はシワだけでなく、真皮のコラーゲン組織やエラスチン組織をも崩壊します。肌にイイと思っているマッサージなどは過度に行うと肌の摩擦だけでなく真皮組織の崩壊もしています。すると将来たるみにつながるのです。正しいスキンケアの知識を得て十分に注意しましょう。

抗酸化、紫外線対策、そして抗糖化が重要

美肌方法

お話ししてきたように老化の最大の原因でもあり、美肌を邪魔する最大の敵は「活性酸素」と「紫外線」です。これらは密接に関わっています。紫外線は活性酸素を発生するきっかけの一つだからです。その紫外線は活性酸素を発生させるだけでなく、コラーゲンやエラスチンを崩壊しシワやたるみを生み出し、メラニンを作りシミやシワを発生させることから紫外線対策が必然であることはお分かりでしょう。

それに加え活性酸素に対抗するケア「抗酸化作用」のスキンケアも必要です。どんなに紫外線対策をしてもそれをすり抜け活性酸素を発生させますし、活性酸素はストレスや副流煙でも生まれるからです。この「抗酸化」と「紫外線対策」が美肌になる方法と言えるでしょう。

そして抗酸化対策と同時に取り組みたい対策が、糖化に対抗するケア「抗糖化対策」です。肌の細胞へ与えるダメージの影響力は、1:9と酸化の方が断然大きいですが、糖化は一度蓄積されたら取り除けないところに恐ろしさがあります。そのため朝は「抗酸化対策」&「紫外線対策」、夜は「抗糖化対策」などとバランスよくスキンケアにこの3つの「抗酸化」「紫外線対策」「抗糖化」を取り入れましょう。

DOCTOR
 男女ともに人間が美肌になる方法は「抗酸化対策」「紫外線対策」「抗糖化対策」です。

抗酸化対策

対策1
抗酸化対策のための正しい食事

抗酸化作用のある食べ物を食べることで抗酸化対策が出来ます。例えば、夏ハゼやブルーベリーに含まれるポリフェノールや、トマトのリコピン、鮭のアスタキサンチンなどはBihadaOtoko.comでも頻繁に紹介されている抗酸化作用のある美肌食品です。

また抗酸化作用の強いビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを含む野菜やフルーツは積極的に摂取しましょう。特にこれらは同時に摂取することで相乗効果が生まれます。この3種類のビタミンを一緒に摂るように意識しましょう。成分を気にしながら食品を選ぶ癖をつけると良いでしょう。

対策2
抗酸化対策のためのスキンケア

食品同様に抗酸化作用のある成分をスキンケアで取り入れましょう。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEはもちろんのことアスタキサンチンやプラセンタ、コエンザイムQ10やポリフェノールは抗酸化対策のスキンケアアイテムには配合されています。

肌に直接塗ることで、肌に発生する活性酸素を抑えることができるのです。肌に発生する活性酸素を抑えることで肌細胞が正常に機能し、ターンオーバー機能や修復機能が働き活き活きとした肌を保つことが出来ます。人間の本来持っている抗酸化力は加齢にともない低下していきシワやたるみ、シミやくすみから回復する能力を失います。化粧品から補ってあげましょう。

紫外線対策

対策1
日焼け止め

最近は男性でも必須のアイテムが日焼け止めです。活性酸素を発生させる最大の原因である紫外線は、コラーゲンを崩壊しシワやたるみを引き起こすほか、シミやくすみのメラニン生成の原因でもあります。

最近は日焼け止めも進化しており、男性が利用してもサラサラのテクスチャーのアイテムが増えてきました。また日焼け止めを選ぶ際にはその成分に注目するようにしましょう。日焼け止めの中に抗酸化成分が入っているものなどは理想的です。

抗糖化対策

対策1
抗糖化対策のための正しい食事

血糖値が上がれば糖化は始まりますし、血糖値の上下の繰り返しは糖化を促進させてしまいます。そのため食べる順番を見直しましょう。食べる順番としては「①野菜→②肉・魚→③ご飯・パン」という順番が理想的です。これはダイエットにも糖尿病患者にも良いとされている食事法で、抗糖化対策としても有効なんです。

対策2
抗糖化対策のためのスキンケア

既にお話ししたように肌に与えるダメージは「酸化」と「糖化」では9:1の割合で「酸化」の方が深刻なため、「抗糖化対策」はあまり神経質になる必要はありません。しかし糖化によって生成されたAGEsは蓄積される続けるため早めの予防が重要なことも事実です。

そのため抗糖化対策は、他のスキンケア対策と併用しながら行うのが理想的です。最近のアイテムでは抗糖化対策だけでなく、抗酸化対策やシミ・シワ対策などと併用して行えるアイテムもあるため、そのようなアイテムがおすすめです。

 

王冠年代別 男の攻めアイテム
候補となる化粧品
推奨年代商品名価格/内容注目成分
20代前半~メンズ オールインワン エマルジョン(フラセラ)メンズ オールインワン エマルジョン
(Dr.わかば株式会社)
8,640円<本製品120ml>
540円<トライアル8ml>
・オールインワンタイプ乳液
<抗酸化成分>
・フラーレン
<注目成分>
・APPS(ビタミンC誘導体)
・プラセンタ(美白)
・ヒト型セラミド1/3/6Ⅱ(保湿)
20代後半~フラセラプレミアムトライアルセットフラセラプレミアムトライアルセット
(Dr.わかば株式会社)
1,944円
<トライアルセット>
・ローション8ml(*1/2/3)
・セラム5ml(*1/2/3/4/5/6)
・ゲルクリーム5g(*1/2/7)
・クリアソープ10g(*8)
・クレンジングジェル15ml(*1/2)
・アイクリーム1.7g(*2/3/4/5)
・UVモイスチャーミルク3ml(*2/7)
*1:APPS配合*2:フラーレン配合
*3:アルブチン配合*4:トラネキサム酸配合
*5:エラグ酸配合*6:プラセンタ配合
*7:アスタキサンチン配合*8:AHA配合
<抗酸化成分>
・フラーレン
・アスタキサンチン
<注目成分>
・ビタミンC誘導体
・アルブチン(美白)
・トラネキサム酸(美白)
・エラグ酸(美白)
・プラセンタ(美白)
・AHA(ピーリング)
30代前半~ラグジュアリー・デ・エイジアンプルールラグジュアリー・デ・エイジ
(アンプルール)
1,945円
<トライアルセット>
・化粧水20ml
・美容液10ml
・クリーム8g
・目元用クリーム2包
・ナイトマスク1包
<抗酸化成分>
・TRX
・没食子酸エピガロカテキン
<抗糖化成分>
・カルノシン
・マロニエエキス
・セイヨウオオバコ種子エキス
<注目成分>
・純生レチノール(シワ/リフトアップ)
・アルガンセルエキス(植物幹細胞)
・ヒト型セラミド1/3/6II(保湿)
・DMAE(リフトアップ)
30代後半~40代前半POLA RED BA赤RED B.A
(POLA)
■8,964円
<モイスチャースターターセット>
・ローション40ml(*1)
・ミルク40ml(*1)
■16,200円
<マンスリースターターセット>
・クレンジングクリーム40g
・ウォッシュ40g
・ローション40ml(*1)
・ミルク40m(*1)
・クリーム10g(*1/*2)
*1:レンゲソウエキス配合
*2:ヨモギエキス配合
<抗糖化成分>
・レンゲソウエキス(角質の抗糖化)
・ヨモギエキス(真皮の抗糖化)
<注目成分>
・ロータスエキス(シワ/たるみ予防)
40代後半~BA 黒B.A
(POLA)
■23,220円
<ローション スターティングキット>
・クレンジングクリーム20g(*1)
・ウォッシュ20g(*1)
・ローション120ml(*1/*2)
・ミルク15ml(*1/*2)
■36,180円
<クリーム ロイヤルシナジー コレクション>
・クレンジングクリーム20g(*1)
・ウォッシュ20g(*1)
・ローション20ml(*1/*2)
・ミルク15ml(*1/*2)
・クリーム30g(*1/*2)
*1:レンゲソウエキス配合
*2:ヨモギエキス配合
<抗糖化成分>
・レンゲソウエキス(角質の抗糖化)
・ヨモギエキス(真皮の抗糖化)
<注目成分>
・ゴールデン LP(シワ/たるみ改善)
  • 20代前半~
    まだまだ肌の回復力のある20代前半は、抗酸化対策と紫外線対策をメインにするのが良いでしょう。この世代はオールインワンですむドクターズコスメの「メンズ オールインワン エマルジョン」を選定しました。今回は「攻めの化粧品」の選定でもあるため注目の成分はしっかり入っています。「フラーレン」は強い抗酸化作用があります。またビタミンC誘導体の中でも浸透力にすぐれているAPPSは美肌になるための作用がぎゅっとつまった成分で、美白・くすみ・ニキビ跡・シワなどに効果が期待されている優秀な成分です。
     
  • 20代後半~
    25才も過ぎるとターンオーバーが乱れやすくなるため、ピーリング効果のあるAHA配合の洗顔料を含んだ「フラセラプレミアムトライアルセット」を選定しました。この年代もまだ肌が生き返る力があるため、肌をピーリングさせ活性化させて肌機能を呼び覚ますことを目的に選定しました。しかし一方でこの年代は老化が始まる世代のため、それを補う抗酸化成分の「ビタミンC」「アスタキサンチン」「フラーレン」の他、美白や抗くすみ効果がある美白成分「アルブチン」「エラグ酸」「プラセンタ」の配合化粧品を選んでいます。理由は30才を過ぎると急激にシミが男性・女性が増えるため、後悔しないためにこの早い時期からケアする成分が入っています。
     
  • 30代前半~
    いよいよ「抗糖化対策」を取り入れる世代です。しかしそうは言っても比重は抗酸化対策やその他のケアがメインがいいでしょう。この世代に多いのはシミ・シワの悩みです。この世代から肌にシミやシワが出始めます。自分への投資と思ってアンチエイジングスキンケアに切り替える準備をしましょう。ドクターズコスメの「ラグジュアリー・デ・エイジ」は「レチノール」が配合されている注目のアイテムです。これはターンオーバーをダイレクトに促進させるほか、肌の奥にある線維芽細胞を活性化し、新しいコラーゲンやエラスチンを生み出すため肌の弾力回復に大きな期待が出来るのです。もちろんその他にも抗酸化作用成分が配合されています。
     
  • 30代後半~40代前半
    本格的な「抗糖化対策」を取り入れる世代です。糖化は年齢に関係ないためもちろん早ければ早い方が「抗糖化対策」は有効です。そのため若い時から気にかけるのが理想です。しかし実際にスキンケアをしている男性には難しいようで、抗糖化を意識したスキンケアをしないと後悔するギリギリのラインとして、この世代で抗糖化作用のある成分の化粧品を選定しました。実は「抗糖化」へのアプローチ化粧品の種類はまだ少なく、その草分け的存在のPOLAの「RED B.A」をおすすめします。
     
  • 40代後半~
    本格的に取り返しのつかない肌トラブルが出始める40代後半の男性にはPOLA化粧品の最高峰といわれている「B.A(黒)」を選定しました。もしまだこの世代で肌に大きなトラブルがないのであれば上記で紹介した「RED B.A」の継続利用でも良いでしょう。このB.Aの黒は肌トラブルへの即効性の効果から値段もRED B.Aの倍以上の価格になっています。赤のRED B.Aと黒のB.Aとの違いは下記に解説します。

抗糖化対策化粧品の草分けポーラ「B.A」の赤と黒の違いは何?

RED B.AとB.A違いはなに

糖化にいち早く目をつけ、抗糖化アイテムである「RED B.A」と「B.A」を展開しているPOLA。いったいこの抗糖化対策の化粧品は何が違うのでしょうか?成分や効能からその違いをプロがお伝えします。

POINT1効きの範囲が違う!
「角層の糖化」ケアか、「真皮の糖化」ケアなのか

抗糖化対策としてポーラが配合している主力な成分は「レンゲソウエキス」と「ヨモギエキス」です。これらはそれぞれ抗糖化作用のある成分ですが、その効きの範囲が異なります。「レンゲソウエキス」は角層で起こる糖化に効果があり、「ヨモギエキス」は角層よりもさらに深い真皮での糖化に効果があります。

真皮はコラーゲンやエラスチンなど肌の弾力機能をつかさどる場所で、糖化によりコラーゲンは硬くなり弾力を失います。そのためシワやたるみなど深刻な老化に悩む人は「レンゲソウエキス」と「ヨモギエキス」のそれぞれが配合されたB.Aの黒「B.A」が適切なアイテムになります。

DOCTOR
 角層の糖化ケアをしたいなら赤のRED B.Aを、既に黄ぐすみやシワ・たるみが肌に表れて深刻なら真皮の糖化ケアまで出来る黒のB.Aがいいでしょう。 
POINT2成分の量が違う!
抗糖化成分の配合量

表から分かるように、抗糖化作用の成分の配合量が異なります。

商品名価格/内容
POLA RED BA赤RED B.A
(POLA)
■8,964円
<モイスチャースターターセット>
・ローション40ml(*1)
・ミルク40ml(*1)
■16,200円
<マンスリースターターセット>
・クレンジングクリーム40g
・ウォッシュ40g
・ローション40ml(*1)
・ミルク40m(*1)
・クリーム10g(*1/*2)
*1:レンゲソウエキス配合
*2:ヨモギエキス配合
BA 黒B.A
(POLA)
■23,220円
<ローション スターティングキット>
・クレンジングクリーム20g(*1)
・ウォッシュ20g(*1)
・ローション120ml(*1/*2)
・ミルク15ml(*1/*2)
■36,180円
<クリーム ロイヤルシナジー コレクション>
・クレンジングクリーム20g(*1)
・ウォッシュ20g(*1)
・ローション20ml(*1/*2)
・ミルク15ml(*1/*2)
・クリーム30g(*1/*2)
*1:レンゲソウエキス配合
*2:ヨモギエキス配合
  • RED B.A

ポーラRED B.Aまず赤のRED B.Aですが、クレンジングと洗顔料のウォッシュには糖化に有効な成分は配合されていません。そして角質の糖化に有効な「レンゲソウエキス」はローション、ミルク、クリームに入っています。さらにクリームには「レンゲソウエキス」に加え、真皮の糖化に有効な「ヨモギエキス」も配合されています。

角質の糖化ケアだけでいいのならローションとミルクのセット「RED B.A モイスチャースターターセット」でいいでしょう。しかし真皮も念のため糖化ケアがしたいならRED B.Aのクリームもセットの「RED B.A マンスリースターターセット」が安心でしょう。

  • B.A

ポーラB.A黒黒のB.Aはクレンジング、ウォッシュ、ローション、ミルク、クリームの全てに角層の糖化ケア成分「レンゲソウエキス」が配合されています。そのため赤より倍の値段になります。さらに「ローション」「ミルク」「クリーム」には真皮の糖化ケアに有効な「ヨモギエキス」も配合されていることから、深刻な老化に悩む人にダイレクトに有効な化粧品になっています。かなり高額なためラインでそろえられないなら、「ローション」「ミルク」「クリーム」だけでも角層と真皮の両方の糖化ケアはできます。

DOCTOR
 我々は「成分の違い」「効きの範囲」「成分の配合量」から「RED B.A」はこれから糖化ケアを始める30代後半から40代前半の方に、「B.A(黒)」はシワやたるみが深刻化してくる40代後半の方にオススメします。 

 

Author Profile

美肌男教室運営チーム運営メンバー
男の美容に関わる情報をいちはやく取り入れ適切なケア方法や、ケアアイテムを選定しています。2017年度より業務拡大し男女共用アイテムの取扱いも開始し、専門家や研究チームによる検証実験を実行しています。