内臓から美肌男！ゆず胡椒の大根煮& 鶏から揚げの大根みぞれ

安くて美容にもイイ大根。

たとえ大根を1本買ったとしても持て余してしまうのが男の一人暮らし。今日はそんなさっぱりな味付けが多い大根料理の中、男でもがっつりご飯のすすむ肌にも経済的にも美味しい大根レシピを2品お伝えします。大根を1本買っても2品作れば1本消費できますよ！

大根おろしがパーフェクトな食べ方？！

大根は内臓の機能を助けるのに大きな役割を果たします。内臓機能の向上は新陳代謝を高めたり、抵抗力を付けたり、便秘の改善になったりと身体を根本から改善するため肌も自然と美しくキレイになるのです。

大根の消化酵素

大根がスーパーフードと言われるゆえんの一つは、消化酵素です。この消化酵素は人間が食べた後、胃腸の活動を活発にし食物を消化するのを助ける働きがあります。しかし注意が必要なのは、この消化酵素は高温に弱いのです。そのため生で大根を摂取するのが消化酵素を保ちつつ大根を体内に取り入れられると言われています。

大根の辛みが美肌の秘訣

大根おろしを食べると、ピリッと辛い大根おろしになることがあります。男子アナは今までハズレの大根だったっと思って食べてましたが、実はこれが美肌の必須成分だったのです。

この辛みは「イソチオシアネート」と言われ、大根が持ついわば防御機能で外敵から食べられないようにするために辛くなるのです。このイソチオシアネートは大根を擦らないと現れません。そのため大根おろしで食べることが勧められているのです。

この辛み成分は抗酸化作用があるためアンチエイジングや血液をサラサラにし新陳代謝を高めたり、消炎作用により内臓をキレイに保ちます。また大根の皮にはビタミンCを含めた栄養素が沢山あるため、生の大根を皮付きのままおろした大根おろしが最大に大根の有効成分を引き出す食べ方なのです。この辛み成分は大根をおろして10～15分でピークを迎え、その後減少してしまいます。大根をおろしてから15分以内に食べるのが理想的です。

ゆず胡椒の大根煮

甘味の多い頭の部分を利用して大根の煮付けを作ります。今回は味がしみ込みやすいように皮を剥いて作りましたが、ビタミンCなど有効成分を多く摂取したいのなら皮を剥かずに調理してもいいでしょう。その場合はしっかり味がしみ込むように大根に切り込みなどを入れるといいでしょう。

材料(1人前)

・大根(半分。大根の根本の甘い部分がオススメ)
・しいたけ
・スナップエンドウもしくはいんげんなどでもOK
・練り製品(あれば美味しくなります。おでんの具材に入るようなもの。さつま揚げなどでもOK)

###調味料###
・和風だし(大さじ1～2)
・柚子こしょう(耳かき一杯分)

１

大根を1.5cm幅のいちょう切りにカットする。

２

鍋に大根を入れ水が被るくらいに入れ、火にかける。しいたけや練り製品があれば入れると旨味が出る。
和風だしも投入する。

３

「2」が沸騰したら塩、醤油を入れ味をみる。醤油は色つけ程度なので、ちょっとでOK。

４

「3」の水が半分になったら、スナップエンドウ、柚子こしょうを入れる。スナップエンドウなどは早い段階で入れてしまうと綺麗な緑色にならなくなるので注意しよう。
中火でコトコトと火にかける。大根が色付けはだいたい味が染みてるので出来上がり。

コツ・ポイント
大根は1本購入して、甘い部分の根本半分を煮つけに使用するといいでしょう。あなり詳しい調味料の量を記載しませんでしたが、自分で味見をしながら好みの塩気にして下さい。ただ和風だしのもとを多めに入れると、美味しく出来上がります。塩分を控えたい人はこの出汁をしっかりとると塩分控えめでも美味しくできます。

また椎茸はうまみ成分があります。そのため煮物に椎茸を入れると冷めても美味しい煮つけに出来上がります。今回はおでんの残りの練り製品もいれました。

鶏から揚げの大根みぞれ

大根の辛みの多い根元部分を皮付きのまま大根おろしにします。辛みが多いので甘めのめんつゆで味付けして、和風ソースにします。ハンバーグにもから揚げにも、トンカツにも美味しく頂ける美肌ソースです。

材料(1人前)

・鶏肉一枚(ムネ肉でもモモ肉でもOK。ムネ肉の方が普段が安いことが多いでしょう。モモ肉ならジューシーな美味しいから揚げになります。)
・大根(半分。辛み成分の多い大根の頭部分を使用するといいでしょう。)

###調味料###
・かたくり粉(スプーン３杯)
・めんつゆ(コップ半分)

１

鶏肉を一口大にカットする。

２

ビニール袋にかたくり粉をいれ、「1」の鶏肉投入し振って片栗粉が肉全体にまぶす。
ビニール袋でやれば洗い物が少なくて済みます。

３

油で鶏肉を揚げる。中まで火が通るように上げよう。
油がもったいないので、スプーン10杯分くらいの油をフライパンに薄くひいて、じっくり焼きながら揚げると油も節約できる。

４

大根をおろし器でおろし、めんつゆをまぜる。「3」にこの大根おろしをぶっかけて出来上がりです。

コツ・ポイント
辛みが多いけど、美肌成分も多い大根の根元の大根おろし。美味しく頂くにはめんつゆで和風大根おろしソースを作ると何にでも合います。トンカツにもハンバーグにも合うのでぜひ試してください。しかし注意が必要なのは美肌の成分でもある辛みは時間と共に減少するので、調理過程の最後に大根おろしを作りましょう。辛みの成分はおおよそ擦ってから10～15分でピークを迎えます。その後、減少するため大根おろしの食べるタイミングを十分に考慮して作ろと良いでしょう。