肌の老化の70%~80%は紫外線によるものだと言われています。この数値を知れば、男性であっても日焼け止めを塗らなければいけないと痛感するでしょう。
むしろこれまでキミは日焼け止めを塗った経験はあるでしょうか?
「ない」と答えたキミ。肌はもう刻々と老化現象が始まっているぞ!特に野外スポーツが好きな男性や、営業職で外を駆け回っている男性は紫外線の影響は大きいのです。
しかし屋内によくいるというオフィスワーカーもまた油断はできないんです。紫外線のUV-Aは窓ガラスもすり抜け肌の深部までダメージを与えるからです。今日のレクチャーを通して男が日焼け止めを選ぶ際の参考にしましょう。
日焼け止め選びの4つのチェックポイント
日焼け止めは非常に重要なスキンケアにも関わらず男性に懸念される理由は、日焼け止めのテクスチャーや白浮きが原因だと言われています。
紫外線のダメージから肌を守る日焼け止めは、商品によってはドロドロしていたり、べったりしていたりと男性には非常に不快な使用感なものもあるんです。
また日焼け止めが白く浮き上がり、まるで舞妓さんのように顔が白くなってしまう商品があることも男性が日焼け止めを避ける理由のようです。
そのためもし日焼け止めを購入するなら、以下の項目に注意して男性は日焼け止めを選ぶと良いでしょう。
男が日焼け止めを選ぶ際の4つのチェックポイント
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「PA」や「SPF」の配合で選ぶ
日焼け止めの「PA」はUV-Aに対する防御力を表し、「SPF」はUV-Bに対する防御力を表しています。
UV-Aは透過率が非常に高いのが特徴です。窓ガラスも透過するため屋内に居たとしてもUV-Aのダメージを人は受けてしまいます。また曇りや雨の日でさえ降り注ぎ、最終的には人の肌の深部まで到達します。深部に到達したUV-Aはコラーゲン繊維とエラスチン繊維を破壊し、肌の弾力を失わせます。肌の若々しい弾力はこのコラーゲン繊維とエラスチン繊維が重要だからです。弾力を失った肌は、シワやたるみが表れ始めるためUV-Aは老化の最大の要因とも言えるでしょう。
UV-Bはシミを増やす原因です。非常に破壊力が強いUV-Bは、肌に到達すると肌細胞を破壊することができます。破壊されると肌は危険を感じメラニンを生成して肌を防御しようとします。そのため肌にシミが必要以上に出てきてしまうのです。しかし透過率は低く、肌の深部までには到達しません。また窓ガラスも通過することは出来ません。
これらの理由からUV-A、UV-Bのどちらも防御しないといけないことが分かるでしょう。そのため日焼け止めを選ぶなら「PA」と「SPF」のどちらも配合されている日焼け止めを選ぶのがベストでしょう。
大切なのはその数値です。数値が高く防御力が高いものほど、テクスチャーはベタつき、肌への刺激も強く荒れてしまうことがあるからです。「CHECK4」でも扱いますが、状況に応じていくつかの数値の異なる日焼け止めを購入し使い分けるのが賢い方法でしょう。
テクスチャー(使い心地)で選ぶ
男性にとってこの使い心地は非常に重要な要素です。男性にとって日焼け止めは朝のスキンケアの一番最後に行われる作業だからです。ベタベタしたテクスチャーよりも、さらさらな日焼け止めの方が断然見た目にも使い心地もいいことはお分かりでしょう。
本来、SPF値とPA値の高いものはテクスチャーがべったりとし白浮きし易いのが特徴です。そのため男性は懸念しがちですが最近では化粧品技術の進歩もあり、だいぶ使用感はよくなりました。
日焼け止めの種類とその特徴は以下の表のとおりです。参考にして下さい。
日焼け止めの種類 | 特徴 |
クリームタイプ | しっとりとした使用感で保湿力は高めです。そのため冬の乾燥する時期や乾燥肌の敏感肌の男性には好まれます。 |
ミルク・ジェルタイプ | みずみずしい使用感です。スキンケアで乳液をつけない人は化粧水の後にこのミルク・ジェルタイプで朝のスキンケアを終える男性もいます。 |
スプレー・ミストタイプ |
サっとひと噴きで日焼け止めを付けることが出来ます。時間のない男性や外出先での塗り直し、頭皮や髪のUVケアに使用している男性が多いです。薄毛予防のためにも頭に日焼け止めを噴きかけるといいでしょう。 |
シートタイプ | さらさらしている使用感ですが、防御力は低めな商品が多いです。制汗シートのような使い方のため男性にも使用しやすいようです。顔の塗り直しに使用している男性も多く日焼け止めを塗り直しているとバレたくない男性には使いやすい商品です。 |
パウダータイプ |
さらさらしている使用感です。紫外線対策の他、ファンデーションのように毛穴が目立たなくなりますが、つけ過ぎると目立つので注意が必要です。鼻の周りや頬など紫外線が当たりやすく、かつ毛穴が目立つ部分だけにポイント使用するのがオススメです。しかし防御力は低めな商品も多いのでクリームタイプの上からさらにパウダータイプで二重付けするなど工夫している男性もいます。 |
紫外線散乱剤かそれとも吸収剤なのかで選ぶ
日焼け止めは「紫外線散乱剤」か「紫外線吸収剤」のこの2つのどちらかの技術を利用することで、紫外線からのダメージを防御しています。紫外線散乱剤は肌の上で日焼け止め成分と紫外線を化学反応させることで日焼けを防いでいます。そのため肌の弱い人には負担になる場合もあります。また日焼け止めの中には散乱剤と吸収剤の両方を混ぜているものもあるため成分を見て日焼け止め選びの参考にして下さい。
紫外線散乱剤 | ||
紫外線散乱剤は、物理的な仕組みで紫外線を散乱、反射させます。パウダー状の散乱剤が肌を均一に覆って紫外線を肌表面で反射、散乱させて紫外線の影響を防ぎます。散乱剤が鏡のような役目をして紫外線を反射しているので肌には優しく安全なのです。
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紫外線吸収剤 | ||
紫外線吸収剤は、化学的な仕組みでエネルギーを吸収し、熱などのエネルギーに変換して紫外線が皮膚の細胞に浸透するのを防ぎます。肌の弱い人は荒れてしまうこともあります。
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自分の生活スタイルで選ぶ
紫外線のは1年を通して降り注いでいます。そのため年間を通してUVケアをすることが重要です。しかし年中、PA値・SPF値の高いものを選べばその分肌への負担も大きくなってしまいます。季節や天候、野外活動か屋外活動なのかなど自分の生活のスタイルで紫外線を選ぶようにしましょう。
表からUV-A/UV-Bともに夏の時期が最も降り注いでいます。夏の時期はPA値・SPF値が高いものを選び冬の時期は低いものを選びましょう。しかし冬の時期であってもウィンタースポーツをする男性は注意が必要です。雪山などは紫外線を反射するため冬の時期でも真夏と同じPA値・SPF値が高いものが必要になります。
また曇りの日も晴れた日の60~70%の紫外線が降り注いでいます。夏の時期に雨だからといってUVケアを怠らないようにしましょう。また職場など長時間に屋内にいる場合、自分の席が窓際にあるのならPA値の高いものを選ぶと良いでしょう。
SPF値・PA値 | 生活スタイル |
SPF40~50 PA+++~++++ |
海や雪山などの炎天下でのレジャーやスポーツ/リゾート地で長時間の観光など |
SPF30~40 PA++~+++ |
屋外での軽いスポーツやレジャー/外回りの仕事など |
SPF10~30 PA+~++ |
日常生活(通勤や買い物) |
日焼け止めの効果を最大限に引き出すには?
日焼け止めを購入する際の4つのチェックポイントは確認できたでしょうか?
大切なことは日焼け止めでちゃんと肌を紫外線から守ることです。SPF数値やPA数値が高い日焼け止めを朝に塗ったからといって油断は禁物です。
専門家に推奨されているのは、日焼け止めを小まめに塗りなおすことです。
日焼け止めは汗や皮脂、頬杖などですぐに流れ落ちてしまうんです。理想的なのは3~4時間おきに日焼け止めを塗りなおすことです。あまりにSPF値やPA値が高くべたべたしたものを肌に塗りなおすのが嫌なのであれば、数値の低いサラサラした日焼け止めを2~3時間おきに塗りなおす方がより効果的だと言われています。
もしこれから日焼け止めを購入しようとしている男性なら、日常生活使用の場合であればSPF・PA数値の低いミルク・ジェルタイプかスプレー・ミストタイプのサラサラな日焼け止めを購入して、小まめに塗りなおすUVケア習慣から取り入れてみてはいかがでしょうか?
きっと3年後も若々しい肌をキープできていますよ!
日焼け止めを利用したら寝る前にはクレンジングでしっかり落としましょう。 |
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- 男の美容に関わる情報をいちはやく取り入れ適切なケア方法や、ケアアイテムを選定しています。2017年度より業務拡大し男女共用アイテムの取扱いも開始し、専門家や研究チームによる検証実験を実行しています。
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