強制的に男の肌のターンオーバーを促進する3つの方法

あなたはどのくらいターンオーバーの重要性を認識していますか？

ターンオーバーと聞くと、シミやニキビ跡を消すなど新しい肌を生み出すためだけに必要な過程と思われがちですが、それ以上に肌のターンオーバーを促すことは重要な事なんです。ターンオーバーが正常なら肌のバリア機能が高まり、化粧品いらずの強い肌になれるからです。

今日はターンオーバーの重要性と、ターンオーバーを外的なアプローチで促進する方法をお伝えします。

ターンオーバーで角層の機能を正常化する

角層は肌の最表面にある層です。肌を手で触れば、それが角層ということです。この角層は非常に重要な役割を果たしていることは以前にも当サイトの「セラミド～毛穴/シワ/乾燥対策に～」でお話ししました。この角層が正常であれば肌のバリア機能が正常に働き、紫外線をブロックしたり、アクネ菌の増殖を抑えたり、肌をしっかりと刺激から守ってくれ強い肌を作り上げてくれます。強い肌になれば化粧品はもう必要すらなくなるのです。

しかしこの角層はたった0.02mmのとても薄い膜のような状態です。この薄い角層をベストコンディションな状態に保つには何をすればいいのでしょうか？

それは肌がターンオーバーすることです。肌のターンオーバーによって角層はベストコンディションな状態に保てるのです。

もちろんこれまで通り、セラミドなどを化粧品で補って潤いを補給することでも角層は元気になりますが、ターンオーバーもまた角層を正常に機能させるのに非常に重要なのです。ターンオーバーをすることで、この薄い角層に新しい細胞が誕生し、その過程でセラミドや天然因子を含む天然のうるおい成分が作られます。また刺激から肌を守るのにベストな細胞の配列に整頓しなおせるのもターンオーバーによってなんです。

もし現在、肌がヒリヒリしているのならバリア機能が落ちている証拠です。正常なターンオーバーを復活させ化粧品いらずの強い肌にしましょう。

ターンオーバーを促す3通りのアプローチ

古い角質の排出

肌表面に古い角質が残っていると、角質肥厚によるくすみや、ニキビの原因になるだけでなくターンオーバーを妨げることになります。古い角質や汚れをきちんと落とすことが、新しい角質細胞を生み出すのを促進させてくれます。

そのため古い角質や汚れをしっかり落とすAHA配合のピーリング効果のある洗顔料や酵素洗顔料などを選びましょう。しかしAHA配合の洗顔料は洗浄力が強く肌トラブルを起こすこともあります。そのためAHAの濃度別で使い分けるといいでしょう。高濃度のAHA配合洗顔料を使用してヒリヒリ感じたら使用をストップしたり、AHAが低濃度の肌にダメージの少ないものを選ぶのがポイントです。

一方敏感肌の男性は高濃度のAHA配合洗顔料は使用を控え、植物由来の酵素洗顔料などがおすすめです。古い角質を肌に負担をなく除去し、かつしっかりと洗い上げてくれるでしょう。

DOCTOR

　「効能」「販売元の実績」「継続のし易さ」「価格」「ユーザビリティ」をもとに減点方式で採点しています。また効能が同等で価格が高い場合はマイナス評価としています。肌が改善するには長く続けることが大切なためコストパフォーマンスを重視します。　

古い角質を強制的に排出する
候補となる洗顔料

点数	商品名	価格/内容	特徴
97点	クリアソープ (フラセラ)	2,484円・石けんタイプ100g ※AHA3%濃度配合	・角質ケア・毎日使用OK ・ドクターズコスメ
96点	アルファピニ28 コーラルクリアパウダーウォッシュ (SHELLWOMB)	通常購入:3,150円定期購入:2,520円・粉末タイプ45g(酵素洗顔料) ※定期購入では3回以上の購入が原則だが、肌に合わない場合は1回のみでもOK (コールセンターのオカムラさんに確認済)	・角質ケア・敏感肌OK ・毎日使用OK
94点	HINアクネスラボ　ピールソープM (相澤皮フ科クリニック)	1,944円・石けんタイプ100g ※AHA5%濃度配合	・角質ケア・ドクターズコスメ
90点	スキンピールバーミニ4種セット (サンソリット)	1,296円 <お試しセット> ・ミニ石けん4種(15g×4) ※AHA濃度0.6/1.0/2.0% ※ハイドロキノン配合	・角質ケア・美白ケア・毎日使用OK ・ドクターズコスメ

敏感肌でも無理なく角質ケアができるのは植物由来のアルファピニ28の「コーラルクリアパウダーウォッシュ」でしょう。しかしもっと効きを強めたいのであれば「HINアクネスラボ　ピールソープM」です。AHA濃度がかなり高いため毎日使用するのにはおすすめしません。

DOCTOR

　AHA濃度は1%だと目に見える効果がなく、5%だと刺激が強く荒れることがあると言われています。肌が強いのであれば5%濃度でも構いませんが、効果が目に見えかつ刺激が強すぎないのがいいのなら3%濃度の「クリアソープ」がいいでしょう。　

pHコントロール

健康な肌の表面は、弱酸性の状態です。弱酸性であれば肌に存在する菌の増殖を抑え、健康な肌を保つことができます。しかしpHバランスの崩れた肌は、ターンオーバーも狂い、アクネ菌や皮膚常在菌が増えニキビや毛穴が表れ始めます。また角層内の天然保湿因子も欠乏するため乾燥肌や敏感肌になります。

ターンオーバーを肌自らしやすいように肌のpHをコントロールしましょう。そのためには長時間にわたって肌を弱酸性に保ち続ける持続性がある化粧水を利用しましょう。乳液やクリームは製造技術の問題から、化粧水で弱酸性を保つことが理想的です。

候補となる弱酸性化粧水

点数	商品名	価格/内容	特徴/注目成分
93点	アクアフォースローション (オルビス)	2,138円 <本製品> ・化粧水180ml ※初回のみ以下・洗顔料20g ・化粧水40ml ・保湿液14g ・その他サンプル3点	・弱酸性・無油分/無香料/無着色・界面活性剤不使用・ラミナリアA配合(海藻由来の保湿成分) ・ピュアアクアエッセンス(オルビス独自の水)
90点	プモアミルキーローション (日本盛)	1,000円 <トライアルセット> ・化粧水28ml ・クリーム6g	・弱酸性・酵母エキス・ヒト型セラミド1/2/3/6Ⅱ

ポイント3で紹介するレチノール配合成分の化粧品も取り入れるなら、「アクアフォースローション」がさっぱりした使用感で乳液やクリームの浸透を助けてくれます。一方、化粧水単品の使用で保湿のための乳液やクリームを取り入れないつもりなら、化粧水に保湿成分のセラミドが既に配合している「プモアミルキーローション」が理想的な弱酸性化粧水です。

モイスチャアコントロール

ターンオーバーの機能が低下し始めると、保湿力が弱まり乾燥し易くなったり、くすみや毛穴が目立つ肌になります。まずはターンオーバーし易い肌環境を作ってあげるために、たっぷり潤いや保湿を補給することが大切になってきます。

そのため肌の保湿成分を補ったり、もしくはキメを整えみずみずしくするような肌に優しい植物由来のローションや乳液、クリームなどを利用すれば、ターンオーバーは徐々に機能し始めます。

特に取り入れてほしい成分は保湿成分の「セラミド」と「レチノール」です。レチノールは肌のターンオーバーを促進する働きがある他、真皮の線維芽細胞を活性化し、シワやたるみを改善する効果があるアンチエイジング成分でもあります。しかし刺激も同時に強いため敏感肌の男性はセラミドのみで保湿を中心にケアしましょう。

レチノール配合
候補となる化粧品

点数	商品名	価格/内容	注目の成分
97点	QuSomeレチノA (ビーグレン)	6,000円 <本製品> ・美容液15g	・レチノール・レチノイン酸トコフェリル
96点	ACプラスジェル (Reversal+plus)	10,000円 <本製品> ・保湿ジェル50g	・レチノール・ヒト型セラミド3 ・Net-VCIP(ビタミンC誘導体) ・トコフェロール(ビタミンE) ・EPC(ビタミンE&C誘導体)
95点	ラグジュアリー・デ・エイジ (アンプルール)	1,945円 <トライアルセット> ・化粧水20ml ・美容液10ml ・クリーム8g ・目元用クリーム2包・ナイトマスク1包	・純生レチノール（レチノール配合は目元用クリームのみ）